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セルバンテス『ドン・キホーテ』後編 19章から22章

『ドン・キホーテ』のバレエは、1869年にレオン・ミンクスの作曲とマリウス・プディヴァの振付で創られたそうです。
だけど、バジルとキトリの恋模様が中心で 正直「ドン・キホーテ?だけど ラ・マンチャの男はどこに行ったの?」という感じでいました。

セルバンテスの長編小説(実に文庫本で前編3巻後編3巻)の
前編の1巻目を3分の2くらいしか読んでいなかったので このドン・キホーテさんの狂気も全開でとてもおもしろかったのだけれど・・・

 後編1巻目の19章から22章に
バシリオ(バジル)とキテリオ(キトリ)の話が出て来ます。(町田くんのHPでも教えてくれています。)

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この後編の1巻目に出てくるドン・キホーテさんは、筋の通った頼もしい正義感のある人です。
ある村に、貧しいが愛には真剣な青年バシリオがいました。彼の想い人である美しい娘キテリオは、親の計略で大金持ちのカマーチョのもとに嫁がされそうになります。しかし、それをなんとか阻止するために青年バシリオは盛大な婚礼の場所で大芝居を打ちます。本当に思い切った!
それに助太刀する結構頼もしいドン・キホーテなのです。良いことも言うし、さすが正義の頑固者。(他にもバシリオの味方は何人もいますが。)なんか、お金に転んでしまう人も…もちろん大勢なのですが。
カマーチョのお金で執り行われた贅沢な婚礼は…バジリオの大芝居のあと__破綻して婚礼では無くなってしまったけれど_継続されてそういう大勢を落胆させることもありませんでした。

それで、その場から離れて結ばれたバシリオとキテリオに、ドン・キホーテさんはとても感謝され 歓待されます。
めでたしです。


旅の途中に いろんな人と出会い 正義感からいろんなお節介をして 痛い目にも合うけれど 良い影響を及ぼしたりするドン・キホーテさんなのでした。

セルバンテスの小説の、ほんの一部分だったのでした。


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こんな感じだったかな。もいちど読んでみよう。


by mo8_a29 | 2017-10-03 21:14 | 日記だけど・・・まっちー | Trackback | Comments(0)

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