町田樹さんの解説は…(感想)
2017年 11月 20日
町田さんの解説は
難解な感じなのだろうか?と思っていたのだけど
やはり 時折 「ん?」と思われる単語は出てくるけれど 決して難しくしようとしているわけではないように思われた。
それに 町田さんなりの解釈で、そのスケーターの演技を解釈していたりして 面白かった。ここまで解釈するのは学生だからなのだろう。
一人のスケーターについてのバックグラウンドとか 使う音楽についてだとかの解説もしてくれる 非常に親切な解説者だった。
生真面目すぎて
襟を正して視聴してしまった。
振り付けをしてくれる人とスケーターの関係性とか、そのスケーターの演技の方向性とか・・・
町田さんは アイスショーでの 新しいプログラムを提示したりしているからか
アナウンサーの競技についての一般的な振りにはあまり反応しないのだけれど
自分の視点から、その選手の素晴らしさを語っていた。
ネイサン・チェンについても多角的に素晴らしさを語った後 彼のジャンプの仕方が ロシアのミーシンコーチの編み出した方式(片手を肩において片手を腰におく徐々にスピードの増す方式)であり それは彼のコーチがラファエロコーチ(ロシアからアメリカに移った)であるためではないかということを言っていた。ネイサンが 次々と ジャンプを習得していくにあたって、そういうロシア方式の習得が原因なのではと アナウンサーのほうが捉えていた。
メドベデワに対しても タノジャンプのようなことを取り上げるのではなく、
彼女がとても難しいトランジョンを柔軟性をもって片脚で滑る高度さなどを解説していた。また ひとつの物語を演じていくことが好きなスケーターなのだろうということを言っていた。確かに起承転結…舞台を演じるようにスケートをしている。
フェルナンデスに関しては かつての戦友であり 最後のオリンピック挑戦にたいしてエールを送っていた。
今シーズンのフリープログラムは 彼のことをよく知る彼の特徴にあった振り付けができる人(デビッド・ウィルソン)との作品であることも教えてくれた。
・・・etc
色々 満載で 後々慌てて調べないと理解できないこともある。
もしかしたら お腹いっぱいになりすぎる人もいるかもしれないけれど、私はこういう解説は好きだ。
お詫び: ハビエル・フェルナンデス選手の振付師の方の名前の間違い スコット・ハミルトンさんを デビッド・ウィルソンさんと訂正させて頂きました。スコット・ハミルトンさんはアメリカのフィギュアスケートの殿堂に入るようなかつてのチャンピオン。m(_ _)m
本人は 次の解説 やる気満々ですよね。メドベちゃんの戦士なところ…やっぱり羽生くんに通じるところもありますし…あと 物語を演じたいってメドベちゃんも言ってたし(インタで)そういうところは 舞踊劇を演じたまっちーにも通じるし。まっちー こういう戦士タイプのスケーターは リスペクトしているのじゃないでしょうか。