『ナイロビの蜂』という映画

2004年 フェルナンド・メイレレス監督 ブラジル人の監督で「製薬会社の不正を描きたかった。」と言っている。
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原作がイギリスのジョン・ルカレの『The Constant Gardenaer』(誠実な庭職人)
映画は、穏やかな外交官の男性と、とても攻撃的な人権活動家の女性の愛を主軸に、アフリカ(ケニア)での製薬会社の『治験』の不正を描いている。
この不正を暴こうとする女性は敢え無く闇の手で殺されてしまい。彼女は生前・・・このガーデニングを愛する誠実な夫に自分の活動を詳しく知らせることは無かった。
彼女のとても穏やかな夫である外交官は彼女が殺された原因を探るべく 製薬会社と政府高官の不正を突き止める。彼も彼女と同じ怒りを感じるようになる。それは運命も同じにしてしまうのだが。

という話を娯楽映画として創っていた。確かに愛の物語。

この中に製薬会社の『治験』というのが出てくるのだが、これがイマイチ解らなかった。
新薬の開発には必要な『実験』らしいとは解っていたけど。
日本では
『臨床試験』のことで『非臨床試験』という動物実験の後
ヒトを対象に
第1相試験が少数の成人を対象(病気では無い人)
第2相試験が少数の患者さん対象
第3相試験が多数(数百から数万人)の患者さん対象(データをとる)
という3段階で、
いずれも良好な結果が得られると厚労省に承認を得て 新薬として発売されるそうだ。
この『臨床試験=治験』まで来るのに10年の歳月と数十億円の開発研究費がかかっている。
新薬として完成するまでの研究開発費は150億円~200億円。
とても大きなお金が動いていて 失敗だと損失も大きい。しかし・・・人間の命を預かる『薬』。いくら大損するからって改ざんしてまでデータ作らないでいただきたい。恐ろしい。
ちなみに、一旦『新薬』で発売されると1~2年で回収出来るそうだ。
それがどんな『物質』であろうとも?

『ナイロビの蜂』って原題とかけ離れているけど 製薬会社の名前が『スリー・ビー社』という名前だからだろうか。

   
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Commented by cody at 2013-08-12 06:06 x
うろ覚えだけどこっちの報道番組で、アフリカで(ナイジェリアだったかな?)大手石油会社が環境破壊をして、原住民が多大な被害を被ってるらしい。
大手企業が貧しく法律の整ってない国で、ごく一部の富裕層のみを優遇して好き勝手…という構造は残念ながらしばらく続いてしまうのだろう。。

私は人道家でもなんでもなく、自分個人のために世界の平和を願うよ〜。だって、みんなが幸せじゃなかったら、自分個人の幸せなんて脆いものだし。

けどさ、このような作品が作られ、ググったけど女優さんアカデミー賞を取ったようだし世の中少しずつだけど良くなってると思う。
Commented by mo8_a29 at 2013-08-12 07:01
アフリカはどうやらモラルが無くなり無法地帯になってきているらしいね・・・・教育なければ反対するというより 人心が荒れ放題になって自分の利益の事しか考えなくなる。嫌な世の中実現だ。欧米の大企業の目論見通り。最近は中国の大企業の目論見でしょうか。

こういう映画を作るようになって公開するって・・今までとは違っていたんだなとあらためて思う。当時日本じゃ全国シネコンでロードショーだったし
良いことだよね。
by mo8_a29 | 2013-08-12 00:46 | 映画観てたら | Trackback | Comments(2)

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