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佐賀町エキジビット・スペース

1983年から2000年まで17年間
江東区にあった。

美術館でもギャラリーでもないもう一つの場所。
新人のアーティストの発表の場
日本初の『非営利オルタナティヴスペース』

「日本も景気良かったから出来たのよ。」と発起人の小池一子さん。

丁度1927年(昭和2年)に出来た建物。佐賀町エキジビット・スペース_e0291281_1555264.jpg
『米穀市場』として使われていた。
第二次世界大戦時の昭和20年空襲を甚大に受けた地区にもかかわらず
奇跡的に鉄筋コンクリートのこの建物はそっくり残っていた。『食糧ビル』とも言われ中庭のあるアールデコ様式の歴史的建造物だった。

 
 杉本貴志が率いる『スーパーポテト』の手により
 80㎝上げられた床を剥がしてコンクリートの地を出し壁を塗りなおして
 アーチ型窓のある天井高5mの空間を蘇らせた。
佐賀町エキジビット・スペース_e0291281_15532017.png

 バイリンガルで情報を発信し海外からの視察が最初に訪れる場所でもあった。
 しかしバブル経済の破綻によりビルが売却され2000年に幕を閉じた。
                                                   
                               2011『佐賀町アーカイブ』より
 

時々行く 好きな場所だった。今の東京メトロ東西線『門前仲町』から20分くらい歩いたと思う。
 
唯一の戦前の東京下町のビルだったと思っていたけど

佐賀町近辺には焼け残った場所がまだあったらしい。

『食糧ビル』は、取り壊されてもう無い。もっと 散歩しときゃよかった。
by mo8_a29 | 2013-08-19 16:00 | 建築 | Trackback | Comments(0)

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