熊川哲也のKカンパニーの『白鳥の湖』の映画を観てきた。
2016年 01月 23日
熊川版 『白鳥の湖』
熊川哲也が演出 美術も衣装も監修している
しかし 本人はダンサーとして出演はしていない。
『白鳥の湖』といったら…オデット・オディールの白鳥と黒鳥の二役の踊り分け。
この役を踊っていたのは中村祥子という世界でも認めれられたダンサーだそうだ。
実際 映画で観て 圧倒的な表現力・存在感 技術力!!!
特に黒鳥を踊る姿は惹きつけられた。
ジークリード王子はKカンパニーの遅川佑介。なかなか演技力のある人で表情豊か。冒頭、王子としての存在感とか品位とかちょっと…熊川哲也の雰囲気纏っていておおっと思った。しかし、ただ熊川似なわけでは無い。惹きつける演技は本人の持ち味だろう。
映画だと、詳細に演技している人間が見えてくる。素晴らしい中村さんと遅川さんが超絶ポジションを見せるところの真剣さ…ギリギリなところで演じている真剣さが見えてくる。遅川さんが丁寧に間違いの無いように真面目に中村さんをリフトしたりサポートしている姿がとても近いカメラによって映されている。ちょっとバレエ的にはいらないことなのかもしれない。けれど私は興味深かった。
バレエは踊りだけでは無く表情も豊かだった。
そして、型があって型破りな熊川流の『白鳥の湖』だったようだ。
曖昧なのは、私は多くバレエは 観ていないので。
Kカンパニーのアンサンブルも美しかった。シンクロする白鳥たちは舞台装置にもなってしまう。美術そのものだと思う。
衣装も美術そのものだった。
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