ポーの一族の3巻目を読んだ

何と言っても

私の中学生のとき

『小鳥の巣』が入っている3巻は
萩尾望都さんの『ポーの一族』の中で一番好きだった。

そういう記憶はあるのだが

一体どういう内容だったのだろう。
忘れてる。。。。

と40年ぶりに読んでみた。

(ネタバレ御免!)

モノクローム。
特に 黒の使い方が好きだ。

1959年のドイツのギムナジウム(全寮制の男子校の高等中学)が舞台。

5月。新緑の季節。

ギムナジウムは、川の分水嶺の中州に舳先を向けた
船のような建物。ゴシック調。空へと尖がっている。

バンパイアとして時を駆けてきた エドガーとアランが転校してくる。
やはり ”狩り” に来たのだ。
学校内は そこだけ時が止まったような場所。

常に 同じ生徒が 同じ先生に 授業を受けている。そして子供たちの活気は閉じこめられている。

14歳という設定
エドガーはもっとたくさんの時を生きている。アランも。

キリアン 時代に翻弄された同級生=熱血でお節介
テオ 学級長=頭は堅いけれどユニークな性質。非科学的なことも信じている
マチアス 静かな性質。脚が悪くダンスには参加しない。荒れ果てていた学校の温室をまた再開。バラを育てている。

エドガーとアランのもう一つの目的
この学校で1年前に死んだ 少年のロビン・カー。 マザーグースの童話に出現する 童話のような少年を探しにやってきたのだ。

目的を遂げるため、誰からも監視されたくない。キリアンのおせっかいな熱血ぶりに閉口する。

やがて

色々な同級生を巻き込んで
事件は起こる
幾つも
多層的に。

5月のほんの数週間がスリリングに流れていく。

そして 

創立祭に向けて シェイクスピア劇『お気に召すまま』(テオの独断で決めた演目)の練習。男子ばっかりだからなかなか難航。
創立祭の直前。
ここで丁度 起承転結の 転の事件が起きる。


そして 創立祭当日。キリアンとテオは、エドガーとアランの正体を知る。

「全て 世は ことも無し」という上級生の詩の朗読が聞こえてくる。

急遽 ロビン・カーの死体が川から見つかり 創立祭は中止になる。

全てが終わり全てが始まる。

エドガーとアランは転校が決まり

キリアンは一縷の不安を感じながら
テオは大きな安堵を感じながら 
2人との別れになる。


こういう お話 だったのだ。(かいつまんでだけど・・・)

ちょっと 少年同士の愛のようなものがあって 危なくない?と当時ドキドキしたけれど 今もドキドキする。




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by mo8_a29 | 2016-05-16 17:25 | 少女マンガ | Trackback | Comments(0)

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