…missing you という方を見逃してた。
2016年 09月 28日
飯田橋の ギンレイホールで タイの映画『すれ違いのダイアリーズ』という映画を上映するようです。
ニティワット・タラトーン監督
この監督のインタビューが『ギンレイ通信』に載っていたのですが
以下インタビューから
ポイントは水上学校のロケーションでした。都会から離れた山奥にあるという距離感が寂しさというものを生み出します。その寂しさと愛というものがつながっていると思ったんです。現代は、人と”つながる”のは簡単な時代だとされています。携帯やメールやフェイスブックで、いつでも連絡が取り合えるし、自分の思うことを伝えるのも技術的には簡単になっている。そういう時代だから、
英語でいう”MISS YOU(想いを募らせる)"という言葉の感覚が、心に響くと思いました。つながる環境がない状況でお互いに"想いを募らせる”ことは、かけがえのないことなんじゃないか、そんな発想から、この映画が生まれたわけです。
そんな孤独な場所で、もし自分と似たような経験をした人の日記を見つけたら、日記が自分と友達になってくれるのではないか、デジタルツールと違って、手書きの日記には人柄があります。「会ったことがない誰かと恋に落ちることは可能なのか。」それを観客に信じてもらえるかどうかがこの映画の大事な部分でしたが、結局は会ったことのない人を好きになるのはあり得ることなんですよね。
資料提供:ムヴィオラ
ニティワット・タラトーン監督は”miss you"と他動詞のまま「想いを募らせる」と言っているんですが
町田くんが使った聖子さんの歌は”missing you"
ingの現在進行形がついています。
これをつけることによって より「あなたがいなくて寂しい」という気持ちがより強まっているとのことです。
missという状態動詞を臨時に動作動詞として扱っているそうで
要するに”ing”には「躍動感、生き生きとした感じ」という意味合いがあるそうです。
ニティワット監督の『すれ違いのダイアリーズ』とはまるで別物だけれど
実際恋人が存在しないけれど 『missing you…』だし
なんだか とても 目のつけどころが似ているなと思いました。
町田くん
フィギュアスケートのプログラムに、こういうテーマとか意味合いをわずか6分間弱の時間の中で
より生々しく表現しようとしているんだと思いました。
やっぱり 革新的~
ラストは 可愛らしく眠りの中で夢見てるんですけれど。