久しぶりの名画座 『神様メール』
2016年 10月 15日
たまたま 旦那が飯田橋を仕事で通ったらしく ギンレイホールの小さな冊子をもらってきた。
懐かしいけれど 学生のときはギンレイホールより 佳作座の方によく行った。何故だったんだろう。わからない。佳作座はもう無くなっている。
そして 早速 その中に書かれたタイの映画の『すれ違いのダイアリーズ』の「Miss you」という言葉が気になってそのラブ・ストーリー目当てで行ったのだが
もう一つの『神様メール』のほうも面白かった。
『すれ違いのダイアリーズ』は次に書くことにした。
『神様メール』は2015年に公開された ベルギー・フランス・ルクセンブルク映画 115分 ジャコ・バン・ドルマル監督
ベルギーのルクセンブルクで 家族と一緒にアパート(高層マンション)に暮らしている『神様』は、自分の部屋のパソコンで人間界を操っている。
この神様…忌野清志郎が 昔歌っていたみたいな「ひとでなしの神様~~♪」という感じで いろいろ意地悪く人間の運命を弄んでいる。家族にも冷たい。奥さん(実は女神様)にも有無を言わせない。奥さんはおとなしく家で刺繍をしたり 野球カードを集めている。
娘のエアは、10歳まで『神様』であるお父さんに拘束されていた。 たまりかねて ジーザスの兄に相談して(遠い昔に磔になっているので小さな置物になっている)父の部屋の鍵を盗み出し パソコンから人間の余命を発信してしまう。そんなメールを受け取った世界は大騒ぎ!エアは 家出をする。
兄のジーザスに「私の使徒は12人。使徒を18人にするとなにかが変わる。」という。「お前が奇蹟をおこして あと6人使徒を増やすんだ。」と言っていた。
気づいた『神様』であるお父さんはエアを捕まえに街へ向かうのだが。
何故か18人は お母さんの女神様が集めている『野球カード』の野球のチームの人数・・・笑
エアが ホームレスの人だとか 性的妄想家の人だとか 殺し屋の人だとか ・・・妙な人々に ふさわしい音楽と奇蹟を見せていった。それぞれ救われるのだけれど
可笑しい。
妙な人の役の中に…あの カトリーヌ・ドヌーヴ がいる。一番変な人かも。
こうやって 使徒を増やして6人目になったとき ある使徒の子が余命の期限になったのだ・・・・
また 違う奇蹟が お母さんの女神様のパソコン操作によって行われるのだ…
ファンタジック・コメディ!
エンドロールが 女神様の刺繍。
昔の名画座の二本立て、なつかしい。
安くて、いい映画が多かったですね。
2本立てって 出会いが多いですよね~~ 今回すごい久しぶりに観てそう思いました。私の行ったギンレイホールは、頑固に名画座を続けていくそうです。丁度私のような中高年から上の方々で賑わっていました。(若い人もいましたが)2本分観て外に出たら 並んでいるんでなんか心強く思ってしまいました。皆さん 名画座で映画を観てきた世代でしょうね。
『神様メール』は昨年封切りされたそうで tarukoatokoさんの地域の名画座で上映されるかも…ですね。