あれ?あれもこれも ”新書館 ”だった。
2017年 03月 04日
そして
最近 読んだ Tさんのブログ。小説『トーマの心臓』とことを書いたブログ。萩尾望都の少女漫画を小説化した本についてのことを書いていた。
そういえば 萩尾望都のエッセイ 『思い出を切りぬくとき』(河出文庫)という本の中に 寺山修司のことを書かれた文章があったことを思い出した。
早速 本を引っ張り出してみた。 もう一度読んでみたらこの『思い出を切りぬくとき』という表題と同じ章に(88ページ) 寺山修司のことが書いてあった
それは 『ペーパームーン』の別冊 寺山修司哀悼号 1983年7月発行(新書館)の中の1記事からの抜粋だった。
その年に 寺山修司は亡くなった。
萩尾望都の文章は、 冒頭 5月9日の告別式に行くことから始まっている。9本の白いバラの花を手向けて 故人とのことを回想している。
一体どういう縁で寺山修司を知ったのか?は書いていないのだけれど、この文庫本の表紙がヒントだった。
”新書館”が かつて出版した『アニス ビスケット タイム』という本の表紙で使われていた。 寺山修司と萩尾望都は一緒に編集していたこの本は漫画家を目指す若者からの作品を募集し 2人が選者になって編集したペーパーギャラリーで、新人・セミプロの作品集。プロの漫画家以外の作品集。
そういえば 確か私も見たことあるような気がする。寺山修司と共同の選者だということで話題だった。
その縁からか 交流があったようだ。
とにかく 寺山修司はオーバーワークで 頼まれると断れない性質だったようなことが書かれている。間口の広い人のような感じを受けるのだが・・・どうなんだろう。
ところで、
”新書館”と言ったら 『ワールド・フィギュア・スケーティング』という雑誌。(書籍の分類に入るらしいが) スケーターの美しい写真が沢山載っている うれしい写真集であり
いろんな インタビューだの 突っ込んだ記事も載っている。
あのもう3年前に引退した 町田樹が 良い選手と言われながら今ひとつ芽が出なかったときも よく比較的取り上げてくれている。ランビエールとの対談も・・・
そして 2012年 初めてグランプリシリーズでメダルを取ったときもいち早く取り上げてくれたし
2014年 『第九交響曲』での町田樹をやっと表紙に取り上げてくれた唯一のスケート雑誌の出版社が”新書館”だ。
ということで ”新書館”は 『少女漫画』だとか『フィギュア・スケート』だとか 私の好きなことを網羅した出版社だった。
後『ダンス』とか『バレエ』の雑誌も出している。
バレエ『コッペリア』Ballet“Coppélia” バレエ『コッペリア』は、パリ・オペラ座のメトール・バレエであったアルチュヘル。サン・サン・レオンとシャルル・ニュイッテルが共同で書きあげた台本に、「フランス・バレエ音楽の父」といわれたレオ・ドリーブが音楽を作曲した、フランスが生み出したバレエの傑作です。今回上演されるローラン・プティの演出・振付の『コッペリア』は、現代に生きる人々を主人公に時代を超越した人生と愛をテーマに掲げユーモアにあふれる親しみを感ずる舞台でした... more