『自閉症の君との日々』というドキュメンタリーを偶然見た。

23日から夜更かしして・・・NHKを見ていたら ドキュメンタリーが始まった。

『自閉症スペクトラム障害』は新しい環境の変化に対応しにくく対人関係を築くのが難しい先天的な脳の機能障害である。

『自閉症の君との日々』
自閉症の作家 東田直樹さんのことを扱った番組だった。

2年前に、やはりNHKスペシャルで同じディレクターの丸山拓也さんによる東田さんのドキュメンタリーが完成。その後 丸山さんはガンに罹患してしまい(31歳のとき)1年ほど闘病していた。そして寛解したけれどガンというハンディキャップを背負う立場になりもう一度会いたくなったそうだ。

そして丸山さんは「自分がガンで早く死んだら命のリレーが繋げなくなる。(子を作れなくなる)」

その答えに東田さんは「大切なのは命のリレー自体ではなく 命は大切だからこそ一人ひとりが完結していて自分がどう生きるか?繋げなくなった人のことを考えてほしい。」


彼はどう見ても いわゆる自閉症の人なのだけれど 唯一 自閉症の人の内面を表現できる人である。
彼が 13歳の時に 綴った本『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』は
自閉症の人の肉親に 衝撃だった。肉親以外の人にも衝撃だった。
意味の分からない 突然の大きな声 繰り返す言葉 パニック あまりにも不思議な奇行で他人の好奇の目にさらされてしまう人。ときには大騒動になってしまったりしてしまう。そういう人なのだけれど、本人はそういう行動のあと大いに自分に対しての嫌悪感を持って 絶望してしまうそうで…
何も解らなくてそういうことをしているわけではないとのことだ。とても知的で 優しい心の持ち主である。

普通の人は、記憶は線になってつながっているからそれを手繰って言葉として表現出来るけれど 自閉症の人は記憶が点になっていてつながっていなくて、それらをどう関連づけて表現するか言葉にするか苦労するそうだ。
東田さんは お母さんの書いたアルファベットの紙をキーボードみたいにして言葉を紡ぎ出している。(あとパソコンも。こちらは創作活動するようになってからだろう。)

実際 質問を理解して言葉にする時アルファベットを触りながら、深い考えを話してくれる。

丸山さんの 「自閉症であることで何がいちばんつらいですか?」という質問に東田さんは「僕が騒動を起こしたときの家族を思うとき。その時の人々の視線です。射すような視線。」

途中 自閉症についてばかりの質問に 苛立って「私は自閉症という奇異の目で見られたくない。」と抗議したりする。作家としての自分を見てくれと。
「自閉症で苦しんできたのは事実だが私が生み出す言葉と直接の関係はありません。」

しかし 彼は アイルランドの作家 ディヴォッド・ミッチェルさんの
「直樹さんが自閉症で苦しいことはとても良くわかっている。しかし私達自閉症の子を持つ世界中の親にとって(子どもの気持ちの内部を見せてくれる)直樹さんの自閉症にとても感謝しています。ありがとうございます。」

そのことに東田さんは心を動かされる。

このドキュメンタリーの最後の言葉

「人はどんな困難を抱えていても幸せを見つけ生きることができる。おわり!」




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Commented by cody at 2017-03-28 02:11 x
壊れたロボットの中にいるみたい、と言ってた人だね。
> 「人はどんな困難を抱えていても幸せを見つけ生きることができる。
素晴らしいお言葉… そうだね、困難な時ほど、幸せを見つけよう‼︎
Commented by mo8_a29 at 2017-03-28 07:09
> codyさん
ふーーー 息を吐いて 平静になって 彼の言葉を聞いていると落ち着くよ。
by mo8_a29 | 2017-03-26 00:54 | Trackback | Comments(2)

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