『日日是好日』という映画を観てきた。

今日 近所の映画館に行ってきた。

いつも 映画館に行くと 私の映画チョイスがマイナーなのか・・・ガラガラなんだけど・・・
なんと!今日は・・それなり 人が入っていて ちょっと うれしい。

ところで、樹木希林さんがお茶の先生なので 観てこようと思ったのだ。希林さん 先月亡くなったのだけれど今年になって 出演作がたくさんあって『万引き家族』『モリのいる場所』そしてこの『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』

『万引き家族』は是枝監督のパルムドール賞を受賞した話題作 その中で仮想家族と一緒に住まう年金受給者であるおばあさん。ユーモラスで優しかった。

『モリのいる場所』は、70年代まだご存命中の画家熊谷守一の家での話で奥さんの秀子さん役。淡々として強くて私は好きなおばあさん。

そしてこの『日日是好日』の武田先生役。主人公の女性が25年間茶道を習うご年配の女性(70~80歳台くらい)。やはり おばあさん。

しかし 仕事を最後までしっかりこなして素晴らしいし これだけオファーが来る 希林さんは 凄いなと思います。「映画の中で日常を演じるのが私の仕事なの。」と仰ってたし。

そして、この映画での希林さん演じる武田先生はお茶の世界の中が日常で、その四季を感じながらお弟子さんを教えている。季節季節の床の間。掛け軸。お花。お茶道具。茶釜。そして お菓子!(私の亡き母など若い時お茶を習いに行く楽しみは『お菓子』だったそうだ。食いしん坊!)四季折々の綺麗なお菓子は素晴らしい。

主人公が20歳くらいに最初に従姉妹と一緒に教えられるのが 袱紗(ふくさ=正方形の布)の使い方。
(私は5~6歳の頃に友達の家でこの袱紗の使い方を教わった覚えがあってとてもその時が退屈だった。)
この映画で主人公が、小さかった頃に家族でフェリーニの『道』という映画を観て 「その時はなんだか暗くて解らなかった。」と言っていたけれど、小さいときに経験しても全然理解出来ないこともある。

そして お茶にはいろいろ形があって それを先生からとにかく教えてもらって覚えていく。
頭で考えないで覚えていくと、自然と体が動くようになってそこから新しい発見がある。主人公は、お水の音とお湯の音の違いが解るようになる。
あと 床の間の掛け軸を眺める・・・ということが苦手だったのにその書から 自然が見えてきたり・・・

お茶をやっていて そこまでに達するのは随分かかりそうだ。
中学校でも高校でも、『茶道部』というのがあって 皆真面目にお茶を立てていたけれど・・・正直 なんだか解らなかった。

雨の日も風の日も 良いときも悪いときも 茶室にはいるときを持って 精神統一するように黙々と綺麗な所作を習う。 もう一段階 自分でも工夫が出来るようになるときが来るらしい。

最後 樹木希林さんの演じる、武田先生が「人に教えてみなさい。人に教えることで、自分も教えられるから。」と言っていた。


ー『日日是好日』という言葉は、禅宗の、雲門禅師の言葉で、禅問答で弟子に「ここまでの15日間のことはお前に問わないが、これからの15日間をどうするか一言で言ってみよ。」という問いに誰も答えられなかったことを自ら「日日是好日。」と言ったことだそうだ。ー



映画の中の 主人公の女性の25年間が お茶を通して描かれた珍しい映画。







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Commented by j-suguita at 2018-10-22 06:44
へー、面白そうだね。
樹木希林さん「あん」でも良かったね!あんと同じで日本の季節の美しさも描かれているようだね。
Commented by mo8_a29 at 2018-10-22 07:30
> j-suguitaさん
樹木希林さんのお茶の先生は、ちょっと素敵なお家にお住まいで(昔の数寄屋造りのような)お庭も整えられていてなかなか素敵。お茶の先生ってこんなに四季を感じながら暮らしているんだな~って思った。
by mo8_a29 | 2018-10-17 18:41 | 映画 | Trackback | Comments(2)

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